就労移行支援 meray のブログです。
パソコンを練習すれば働けるんでしょうか?
働く為、生きる為に必要なこととは?
こんにちは、merayです。
今更ですが、merayは『就労移行支援』というサービスを行っている福祉事業所です。
(merayでは、精神障害の方と発達障害の方を対象としています)
『就労移行支援』というのは『就労継続支援(一般的には福祉作業所として知られています)』や『自立訓練』『グループホーム』と同じ『訓練等給付』というカテゴリーの中に位置づけられています。そして、就労移行支援は作業所などに比べるとあまり一般的には知られていない、マイナーなサービスの一つです。
それでも、チェーン展開している大手から職員4人の超小規模(うちです)まで沢山の事業所があり、それぞれ特色を活かしたプログラムで支援を行っています。
そんな就労移行支援の種々あるプログラムの中で、どの事業所にもまず間違いなくあるであろうと思うのが「PCプログラム」です。
事業所によっては、
「とにかくガンガンパソコンを練習してスキルを上げて就職!」
というところもあるようですが、
「パソコン操作ができるようになれば長く安定して働ける」
ということであれば、その方に必要なのは「就労移行支援」よりも「職業訓練」の方かなと思ったりします。それに、パソコンを使わない仕事も沢山あります。
とは言え、現実的には
「仕事自体はパソコンとは全く無縁だけれど記録はパソコンで入力する」
というようなことが今ではごく普通になっているので、merayでも「PCプログラム」は行っています。
ただ、
『家では使っていないけど、パソコンに触るのは別に怖くない』
とか
『簡単な入力位は出来る』
とか
もう少し進んだとしても
『ExcelとWordは基礎を一通り勉強してみた』
というところまでを目安にしています。
「どうしても事務職として働きたい」とか「パソコンの資格を取りたい」というような目標があるなら更なるスキルアップを目指します。
それでも、入る会社によって必要なスキルは違いますし、それは入社してみなければ分からないというのが普通のことなので、そこに大きく時間を割く必要はないと思っていますし、それを急いで練習する必要もないと思っています。
それよりも。
日々働く為に、平和な日常生活を送るために必要な事。
「夜眠れる」「朝起きられる」
「出かける準備ができる」「出かけるのが怖くない」
「天気が良くて気持ちいい」「花がきれい」
「ご飯がおいしい」
「笑える」「楽しい」
こんな風に過ごせるようになる、ということに時間を使う方が、結果的に長く安定して働けることに繋がると思っています。
安心できる雰囲気の中で過ごし、緊張せずに過ごすことや人と話すこと、お昼ご飯が楽しみになることなど。
そんな風に過ごすことが出来るようになって、
更に、
「自分の病気のことを知っている」
「症状のせいで困ったときにどうすればいいか分かっている」
「何に気を付ければいいか分かっている」
「困ったときに、助けを求めることができる」
自分への理解や病気の症状への対処法を知ること、助けが欲しい時に自分から発信できること。
これらが、不安を減らし、反対に自信を増やし、働いて自分の力で生きていく大きな助けとなってくれます。
このようなことを、最初はゆっくりと。
まずは、ここに来ること、ここに居ること。
それが出来るようになってから、相談しながら少しずつ身に着けていきます。
「たまーにドキドキしちゃうことはあるけど、でもまあ何とか大丈夫」
と思えるようになれば、「どんな風に働けるかな?」と思えるし、そうなってから、「じゃあパソコンでも練習してみようかな」の方が落ち着いて出来るし、結局は身に着くのも早いかなって思います。
「働けないなんてダメだ。甘えてるだけだ。とにかく働くんだ!」
なんて頑張りすぎないで、「ゆるり」と生きることを経験してみませんか?
ぜひ、覗きに来てみてください。
うつ病、不安障害、気分障害、パニック障害、大丈夫です。
ではパソコンの前に何をするのか、次にまた書いてみようと思います。
こんなようなことをしています。↓
パニック障害、不安障害、うつ、統合失調症、発達障害などで、「働きたい」けれど「働けない」と困っている方が、「働ける」ようになって自分の力で生きていくためのお手伝いをしています。
安心できる場所です。自分を取り戻しにきてみませんか。
見学・体験利用をお待ちしています。
e-mail: info@meray.co.jp Tel: 042-316-1256
「me(私に)ray(光)はある」
希望を持って、光ある未来へ向かって。
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