こんにちは。就労移行支援merayの利用者のたつみです。
今日はちょっとまじめに、就職についてお話ししようと思います。
自分がお世話になっていた先輩の利用者さんがついに卒業しました。
このコロナ禍の中、就職活動にいそしむ姿を陰ながら応援していましたが、その努力が結果に結びついたことが本当に自分のことのように嬉しいです。
そんな先輩が、先日「就職体験シェア会」というプログラムの中で、ご自身の就職活動についてお話ししてくださいました。先輩は、オープン就労での就職となります。
「オープン就労」は自分の障害特性について開示し(伝え)、企業側に配慮をしてもらいながら働く形態です。反対に、障害について誰にも伝えることなく、隠しながら一般的な就労を目指すのが「クローズ就労」です。
先輩は元々クローズ就労を目指していたのですが、自分を見つめ直してオープン就労に気持ちを切り替えたそうです。安定して長期的に働くために、自分にとって何が大切な条件かを見極め、様々な求人サイトやハローワークを活用して応募する企業を決めたとのことでした。
オープン就労ならではの実習の話、面談で聞かれた話、就職活動の時の必須アイテムなど、
みんなで矢継ぎ早に(本当に空き時間がないくらい)質問をしたのですが、先輩は根気強く簡潔に答えてくださいました。
実体験として、就職活動について直接聞ける機会は滅多にありません。利用者の皆さんにとっては、大変実りある時間だったのではないでしょうか。
就労移行支援merayには、就職関連のプログラムが多くあります。就職を一度もしたことがない方にとっても、既にしっかりキャリアがある方にとっても、勉強になる話がたくさんあります。
もちろん、先ほどお話した「クローズ就労とオープン就労の違いについて」をテーマにしたプログラムもあります。
精神障害は身体障害や知的障害と比較すると、近年制度が設けられたこともあり、まだ一般的に知られていないことが多いように感じています。在学中や社会人生活の中で自主的に調べる…というのも、ハードルが少し高いですよね。
オープン就労とクローズ就労の違い、メリット・デメリットはなんなのか。
オープン就労の場合は現場ではどのような人材が求められているか、どのような勤務体系が一般的なのか。「精神障害者としてオープン就労した」人のケースやグラフなど、具体的な情報も交えつつしっかりと学ぶことができます。
先輩はこうしたプログラムを通して大切なことを身に着けながら、通所を安定させていき、就職に結びつけていったのだと思います。
自分はまだまだ就職活動期には入れていないのですが、先輩からいただいたアドバイスを参考にしつつ、まずは通所を安定させていこうと思います!
最後に、みんなのメッセージカードを集めて先輩にお渡ししました。
ただのアルミ缶をここまでデコレーションして仕上げた脅威の超大作。手先が器用な利用者さん作です。
お渡ししたら、とても喜んでくださって自分もニコニコでした。
卒業される先輩もいれば、新しく通所を始める利用者さんも増え始めています。
日に日に暑さが増していきますが、着実に一歩一歩、がんばっていきたい。
そう思う一日でした。
パニック障害、不安障害、うつ、統合失調症、発達障害などで、「働きたい」けれど「働けない」と困っている方が、「働ける」ようになって自分の力で生きていくためのお手伝いをしています。
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見学・体験利用をお待ちしています。
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「me(私に)ray(光)はある」
希望を持って、光ある未来へ向かって。
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